04855-170812 カンボジア国立大学の授業内容とsd Quattro Hで撮影した学食料理
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8月11日、カンボジア国立経営大学法学部にて初日の授業を終えて、学内の学食でランチ。 どれもだいたい5,000〜6,000リエル。1.5〜1.75ドル。200円でお釣りが来る感じ。意外とおいしいんです。
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授業は民法体系の基礎について、カンボジア民法515条(日本民法555条に該当するが実際はかなり異なる)を主軸として展開していきます。
基礎概念の定義から始めます。
民法は何のためにあるの?
「権利」とは?
「義務」とは?
「債務」とは?
「債権」とは?
「責任」とは?
「行為」とは?
「意思」とは?
「契約」とは?
そもそも「定義」とは何か、から出発。そして定義の重要性、伝えます。しまいには全員が自分で定義できるように、徐々に話を展開。
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日本の法学部の学生たち、これらの基礎概念をさっと定義し、説明できますか?
もしまだなら、是非できるようになりましょう。
カンボジア民法は日本民法よりも定義規定が多いわりに、依然として基礎概念の定義は欠いています。基礎概念はすべての法体系の基本パーツですから、精度高く用いることが必要です。きちんと定義できるようになりましょう。
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授業の方法はいつも日本で行なっているのと同じ。shioから学生たちに問いかけ、多様な見解を発言していただき、多様性を尊び、一つ一つを面白がりながら、体系的整合性を見出していく方式。
日本よりもたくさんの手が上がります。そしてひとまとまりの内容が終わるたび、「何かご質問ありますか?」と問うと、また想定外の質問が飛び出して来るのが面白い。授業の幅を広げてくれます。その質問に潜む疑問を丁寧に解きほぐし、理解を引き出します。
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2日目の授業からは、前回扱った内容の「review」をするのも日本での授業方法と同じ。すると、前回に終わった内容であっても、理解の不足が見え隠れしますし、復習もできます。1日90分×3コマのうち、reviewだけで1コマ目が終わってしまうこともあるくらい、内容が濃い。
それでいいのです。一つ一つ、地道に理解を深めながら進んでいく。3歩進んで2歩戻る方式。
そんな授業を7:30から12:30まで5時間行った後のランチは本当に美味しい。いつものように朝食は一切食べないから、ランチがshioのbreakfast!!
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